夜明け前

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3/18

久しぶりに大学に行き、当時の友人だったり、違う"学年"の人たちと会った。(思えば社会人になって"学年"という概念から解放された世界で生きるようになった。先輩、上司、後輩、そういう括りはあるけど、それは酷く野暮ったいばっさりした括りでしかないと思っている。)久しぶりにそういう環境に行き、黒沢さん、だの、さとちゃん、だの、呼ばれると、一瞬昔に帰る。俗に言う、追い出しコンパというやつなんだけれども、毎年、(今年も例に漏れず)、ほんとうに毎年、もう死ぬまで会うことが無い人が絶対にいるんだろうなと思う。実際、私が18のときに追い出されて行った人たちは、今どこで何をしているのか、生きているのか死んでいるのかも分からない人が沢山いる。だんだん疎遠になっていく。前は無理やり(では無かったかもしれないけど、私ばかり誘っていたからあんまり気乗りしてなかったのだろうなと想像する)人を食事に誘ったりしていたけど、もうそういうのもしなくなって、私の心自体も、思い出から剥がれていってしまっている。違う土地で暮らし始めて思うのは、18〜22歳の4年間で、割合面白いことをしていたのだなということ。朝っぱらから、お昼、もしくは夜中に、楽器をつれてそれぞれのアパートから集まったり、野外で酒を飲んだり、馬鹿みたいに暴れて酒を飲んでカップラーメンを食べるとか、たぶん、もう二度とできないことなんだろうと考える。いや、本当は、やろうと思ったらやれるのかもしれないが、古くなった肌の細胞が知らぬ間に消えているように、きっと、あまりにも自然に、そういう思い出から剥がれていく。さみしいことなんだけど、その時点においては、さみしいと感じることもなくなるんだろう。歳が同じの5人は、一生「またね」が連鎖していけばいいな(多分この文章を読むことはないと思うけれども)。この気持ちが流れていってほしくなかったのでひとまず文にしてみた。24年間、他人の人生と交差したことは沢山あったけど、↑のようなことで、大体の人(ほぼ全員)ともう疎遠だから、今回ばかりはそうなりたくないんです。心地がとてもいいから。奴らを強制的に集合させるために結婚式を挙げてもいいと思ったくらい(それはちょっとやり過ぎ)。今日、私は、写真を撮らなかった。


ナンバーガールの、OMOIDE IN MY HEADを演奏していた子達がいて、この場所は、そういうことなんだよねって思ってちょっと泣きそうだったの

http://www.youtube.com/watch?v=GJIYZGs4iJs