わたくしには何もない 驚くほど空洞 枠線の塗装にばかりいそいそとする 侘しさの音が跳ねるのを皮切りにして、その空洞に、これでもかという程の水がたまり、ぶくぶくに膨らみ浮腫み、動けなくなる様 滑稽 死ぬまできっと愛の果ては夢と信じていたその愚かさ…
春より髪の毛が伸びた。毎日米を食べる。黒い血が股から垂れている。えらく人間らしくなってきたじゃあないかと思う。全然あんしんじゃないのに何処かに行くために張りぼてのこころをぺたぺたつくる。私は悪くない、私は悪くない、私は悪くない。生活の黄ば…
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