夜明け前

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12/19



「泣きたい気持ちはこの手にしまって」
「そこから始まる僕らは」


なんで私この瞬間を撮ったんだろう、って写真が撮れるのが、カラオケの写真の面白さでありまして、と、勝手に思っているのだが。好きな人が歌っているのと、自分が知らない曲の歌詞だけ切り取るのが好きです。






私にとっては酒もセックスも写真も同列なのだと思う。その衝動性と目の前の快楽しか愛せない。汚いとみなのたまうなか、ほんとうは美しいものしか。私にはなんにもない。なんにもない。何にもないんだ。なんだかよく分からない衝動を飼っていて、それを褒めちぎってせかせかご機嫌をとり、また、同時に、ひたすらにびくびく怯えているだけなんである。しょーもないです。たまにフッと消えたくなることがあります。持病みたいなもんだと思って、いますが、悲しいような気持ちをなぜ「悲しい」と言ってはいけないのか自分でもよく分かりません。

12/02

いつの間にやら12月。今年もあと少しで終わり。夕暮れの気配が優しい時、生きている心地味わう事ができるような気がする。さよならから一番遠い場所の話をした。


うちの彼は、赤ちゃん抱いている女の人や子供、色んな人に優しくできる人で、微妙にピュアなロマンチスト、弱い人の味方で、好きになって本当に良かったなと思う。スキンヘッドヤクザ顔で、煙草吸いながら麻雀やってるのめちゃくちゃ似合うけど。義理と人情捨てらんない人。

11/13

わたくしには何もない 驚くほど空洞 枠線の塗装にばかりいそいそとする 侘しさの音が跳ねるのを皮切りにして、その空洞に、これでもかという程の水がたまり、ぶくぶくに膨らみ浮腫み、動けなくなる様 滑稽


死ぬまできっと愛の果ては夢と信じていたその愚かさがわたくしであります.

飯を食え

11/08

春より髪の毛が伸びた。毎日米を食べる。黒い血が股から垂れている。えらく人間らしくなってきたじゃあないかと思う。全然あんしんじゃないのに何処かに行くために張りぼてのこころをぺたぺたつくる。私は悪くない、私は悪くない、私は悪くない。生活の黄ばみ、日常の衣摺れみたいなものをていねいにていねいに伸ばして切って洗って、ピカピカにしないとという日。幼い私が思い描いた20代はこんなではなかった気がする。こんなおとなこどもみたいな人間では、なかった気がする。

私のつくった料理をおいしいおいしいと食べてくれる。幸せは沼だ、果てがない。えんえんと落ちていく、浮力がほしい。春とノスタルジアと魚を飼わないと。しっかりしなさい。ほんとうはシャンプーの匂いくらいしか信じられるものがない。


それも、内面の肥大、見当違いの罪悪感、日々のむくみ。

10/16

仕事している間、脚がむくんでむくんで仕方がなかった。お昼休みに散歩にでかけたら、やっぱり寒い日で、冬 一年すぎるのも早いというか、流れるように流されるように365日生きているような気がしてこんなんでは駄目だと思った。

アパート近くにずっとある冷蔵庫。もし、何かの拍子に彼女がいなくなったら泣いてしまいそうな気がする。


先日、私が彼に見立てたネクタイが大層似合っていたので、味をしめたわたくしは定期的にネクタイを贈りたくなりました。

彼が作ってくれる卵焼きは物凄くやさしい 賞味期限が近くなった卵が数個あるとかなりの確率で作ってくれるのでなるべく卵を少し残すように調整している部分が、唯一、唯一悪女だと思います。昨日は、彼がぐーすか寝てる間、くるりを聴いて煙草を吸ってなんでかちょっと泣いてから眠った。ごめんね。愛しています。

10/14

恋人が友達の結婚式で東京に行くというので、久しぶりに1人の1日だった。まあ、誰からも咎められないのをいいことに、昼間から酒を飲むという愚行に走るのが私らしいといえば私らしいのだけど。部屋の片付けや洗濯は明日でいいかなとか考えてしまって、よくない。恋人さんの結婚式スーツ姿は、それはそれは似合っておりまして、着替え始めたところ、私がスーツ着てほしいな〜という眼差しで見つめていたらきっちりネクタイ締めてベストまで着てくれました。東京行くまでこんなん着てらんねーよ、あっちい、と言ってネクタイシュルシュル外して、ベストも脱いで、それらをケースに閉まって駅に向かいました。ヤーさんよろしくアウトレイジなのがもーほんとうにかっこいいんですね、自慢。その後、東京から、「そう遠くない未来、結婚するって友達に言ったからね」との連絡が入り、”もうすぐ”じゃなくて、”将来”じゃなくて、”そう遠くない未来”と表現してくれたのが、なんだか現実味を帯びていて、ちょっと詩的で私は嬉しくなった。


それはそうと、お酒はいいよね。過去に自分が”しでかして”しまった記憶をいちいち掘り返してはウジウジする性格なんだけれども(陰湿で気持ち悪いからやめろと母親によく言われていた癖)、酒を飲むとそういうものが全部昇華してゆくのです。全部どうでもよくなって今を生きられる。ボロボロヨレヨレになった精神が回復する様が、セーブポイントのようと思います。酒は聖水。


大切な友達からお香のセットをもらった。袋開けた瞬間とてもよい香りがして幸せ。ロータス、蓮はいいねえ。お香大好きだから嬉しいよ。大切にします。ありがとう。

9/19

優しい日々の中に自分が存在すること、想像したことがあるでしょーか。ずっとこの毎日が続けばいいと望む日が来るとは思わず、バーボン煽って幸せ気分に浸っているワタクシであります。尾形真理子の著書に「試着室で思い出したら本気の恋だと思う」というのがあって、私はそれが好きで、一理あると思ってるのだが、自論を述べさせてもらうと、酒に酔って一番強く想う人が、恋してる人だと思うんですよ。恋人は、強い酒もガンガン飲めるタチなので、嬉しくなっちゃうな。2人でウィスキーとかワインとかバーボンとか沢山飲めるし、こう、なんだか天国にいるような気持ちになっちゃってフワフワした挙句に2人抱きしめあって眠る、みたいな芸当が日常的に起こるもんで。私は、思っているより本気でこの人に惚れてんのだなーと思いながらいつも眠りにつく。